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私がこっそり勉強しているスペイン語と英語の似ているポイントを説明します。
個人的にスペイン語はかなり狙い目な言語なので、その理由も解説!
英語とスペイン語は単語が異常に似ている
英語とスペイン語は単語が非常に似ています。
例えば「大学」は英語でuniversity、スペイン語ではuniversidad (ウニベルシダド)。
「終わらせる」は英語でterminate、スペイン語ではterminar(テルミナール)。

例えば「俳優」のactorはそのままをローマ字読みするだけでactor(アクトール)です。
「バー」のbarも同じくローマ字読みでbar(バル)、これが酒場をバルと呼ぶ理由です。
英語のローマ字読みがスペイン語と考えるだけで、1000語以上のスペイン語をマスター出来ます。
特に副詞は楽勝
ちなみに英語で~lyの副詞は、9割がたlyをmenteに付けて少しいじるだけでスペイン語になります。
例えば「明確に」のobviouslyはスペイン語でobviamente、「本当に」のreallyはrealmenteです。
英語とスペイン語がこうも似ている理由
英語がスペイン語と似ているのは、英語がフランス語に似ていて、フランス語がスペイン語と似ているからです。
下の図は、英語の単語のルーツの割合です。
実は英語というのは、歴史の中でいくつもの言語を取り入れて出来上がったミックス言語なのです。

その中でもフランス語は、オリジナルの英語よりも大きな割合を占めています。
例えば「エネルギー」のenergyはénergieというフランス語が元で、スペイン語ではenergía(エネルヒーア)です。
中学で習う簡単な単語がオリジナルの英語、長くて難しい単語は大体フランス語がルーツだと考えて良いでしょう。
フランス語とスペイン語は兄弟
そしてスペイン語とフランス語はどちらもロマンス諸語と呼ばれる、ラテン語をルーツにした兄弟言語。
ちなみに英語はゲルマン語派(germanのローマ字読み)と呼ばれ、ドイツ語やオランダ語と兄弟です。

そのためフランス語とスペイン語は、単語・文の構造・動詞活用がとても似ていて、結果的に英語とスペイン語が似たという事です。
ならば最初からフランス語を勉強した方が楽なのでは無いかという考えもあると思います。
しかしスペイン語にはフランス語には無い、学習のメリットがあるのです。
スペイン語を学ぶ理由・メリット
英語と似ているので楽・英語の勉強に役立つという面は、フランス語も同じなので、それ以外のメリットを紹介します。
①話者人口がフランス語を抜いて増加中
下のグラフは2019年現在の、非ネイティヴ・ネイティヴを合わせた言語の話者数のTOP5です。
実はスペイン語よりもフランス語の方が圧倒的に多いのです。
また、スペイン語が話されているのはスペインよりもコロンビアなどのラテン・カリブ海の国々の方が圧倒的に多いです。
南アメリカはほとんどスペイン語と言って良いでしょう。

それにより、アメリカへのラテン系(ヒスパニック)移民も増え、アメリカ住人のスペイン語学習のきっかけになっています。
ちなみにグラフに登場されている中国語については、国ごとの英語ごとのランキングについてと共に下の記事で解説しています。
②必要性が高い
実はラテンアメリカの国々の方は、英語が苦手な人が多いです。
その証拠に、世界230万人の英語テストビッグデータを活用した「EF EPI英語能力指数ランキング」によると、ラテンアメリカの多くの国が日本よりも英語のレベルが低いです。

よって、英語が話せない人とコミュニケーションを取るために、スペイン語の必要性は高いという事です。
③エンタメに浸透している
フランス語の歌や映画、本が好きな人なら、フランス語を学ぶ事をオススメします。
しかし日本人で特に英語を学んでいる人ならスペイン語のエンタメがより身近だと思います。
特にアメリカの音楽が好きな人は分かる通り、歌詞にスペイン語が出てくる事、かなりありますよね。
例えばダンス音楽のドン、Pitbullの楽曲には多くのスペイン語ラップが入っていたり、ジャスティンビーバーが歌った事でも有名なDespacitoは3週間連続でビルボード1位でした。
エンタメに浸透していると、楽しく学ぶ事が出来たり親近感を感じる事が出来るメリットがあります。
④ポルトガル語と同時に習得出来る
ブラジルなどで話されている”ポルトガル語”は、スペイン語とほぼ同じです。

ポルトガル語はスペイン語から派生した方言のようなものなので、スペイン語を習得したら、自然と同時に2言語習得した事になります。
地理的にもスペインとポルトガルが隣り合っているので、納得がいくのでは無いでしょうか。
多少の差は1ヶ月本気で学べばすぐ覚えられます。
スペイン語は英語を習得した次に勉強すると良い
以上の事から、スペイン語はかなり狙い目なので、英語を自由に話せるようになったらぜひチャレンジして欲しいです。
勝手な予測ですが、20年後の日本ではデジタル化と共に英語教育が改善され、次なる焦点としてスペイン語ブームが来ているかも、、?
ちなみに、ラテンアメリカの国々ではEC系のビジネスがまだまだ伸び盛りなので、IT系の仕事をしている方はあえて中国語ではなく、スペイン語を選ぶとブルーオーシャンかもしれません。
優先順位は英語が先

下の記事で、日本育ちの私が英語を習得した方法を全て説明しています。