ケンブリッジ英検C1 Advanced(CAE)対策法。合格必須アイテムと勉強方法を解説。

ケンブリッジ英検のCAEの対策方法記事

ケンブリッジ英検C1 Advanced (旧名 Cambridge Advanced English = CAE)の勉強方法を解説します。

ケンブリッジ英検C1 Advanced (CAE)のテスト内容

Reading, Writing, Listening, Speakingの4つのパートに分かれ、全て1日の中で行われます。

採点はReadingがその中でさらに2つに別れるので合計5項目に分かれ、その合計がC1のレベルに達していれば合格です。

<私の結果>

ケンブリッジ英検結果

有難い事に、ほとんどC2に近い余裕のある合格でした。

対策方法の情報や問題集が少ない中でどのように対策したか解説していきます。

CAEの対策必須事項

まずは迷わずこちらの過去問を購入して下さい。

これを使った問題演習で自分の苦手に気付く事が対策のスタートです。

海外からの購入になるため、タイミングによっては1ヶ月ほどしないと届かない事があるので早めに購入しておきましょう。

過去4回文のテストと音声、解答が入っています。

英語力やセンスだけで突破できるような生半可な試験ではなく、問題を事前に解いておく事が重要なかなり変わった形式のテストのため、過去問は必須アイテムです。

C1 Advanced (CAE)のリーディング①似た語彙の使い分け

リーディングパートにはReading(読解)とUse of English(文法・語彙)の2つが含まれます。

特に日本人にとって難しいのが後者で、解答の選択にかなり迷います。

TOEICや英検は全然意味の違う選択肢なのでパッと分かりますが、C1 Advanced (CAE)は4つの選択肢全てが当てはまりそうな、同じような意味の語彙だからです。

例:governable, controllable, manageable, adaptable

ニュアンスの違いに注意する訓練

そこで、私は似た単語の微妙な意味の違いを学ぶために以下の3つに取り組みました。

3つ目は書籍ですが、これ無ければ語彙のパートは壊滅していただろうと感じています。

どちらも「小さい」という意味のsmallとlittleの使い分けなど、語彙の細かな使い分けに自信が無い方は、必ず確認しておきましょう。

リーディング②読解はスピードよりも質

続いて読解パートについて。

TOEICは問題量が多く時間との戦いという感じですが、C1 Advanced (CAE)は問題量は少ない分、難易度がかなり高いです。

特に難しく感じたのが、長文の中で段落ごと虫食いになっていて、どこにどの段落が入るか当てる問題↓

ケンブリッジ英検C1(CAE)対策:リーディング

その他のパートでも、過去問だけでなく日頃から英語で情報収集や読書をしておく事が重要だと思いました。

ちなみに、こちらの英語のサイトは、「パートごとのこまかい問題形式」を知れるのでオススメです。

C1 Advanced (CAE)のリスニング対策

リスニングはかなり速く、難しいです。

TOEICのように聞き取りやすい声ではなく、滑舌の悪い人の声や日本人には馴染みの無いイディオムを連発する人の音声も多々入っているためです。

しかしこちらは先ほど紹介した青い過去問を繰り返し解き続ける事で慣れる事が出来ます。

また、イギリス英語の音声がほとんどなのでアメリカ英語に慣れている場合はイギリス人が主演の映画を見たりYouTubeを駆使して慣れておく事が良い対策です。

C1 Advanced (CAE)のライティング対策

ライティングは書き方のフォーマットを覚える事と難しい表現を3つ覚えて臨む事が良い戦術です。

対策1.フォーマット

ライティングは2つの作文をしますが1つ目は決まったお題について書き、2つ目は複数のお題から選んだお題について書きます。

単なるエッセイではなく、「もしあなたがこんな状況だったら。。」とたらればストーリーを与えられ、想像しながらクリエイティブに書きます。

しかし基本はエッセイと変わらず以下のフォーマットで書くのが無難で覚えやすいです。

①イントロ(意見結論と理由)
②メイン(それぞれの理由を深堀)
③まとめ(結論と理由を言い換え)

このフォーマットを使うために、メール返信など他のタイプのお題は選ばない事をおすすめします。

対策2.語彙力

フォーマットだけではAdvancedには合格出来ず、高いレベルの文法と表現を使う必要があります。

実際に過去問の採点基準にも「複雑な文法や表現を使いこなせているか」と書かれてありました。

そこで、過去問のライティング解答例の中で点数の高い作文に使われている表現を盗みました。

全ては覚えられないので私の場合は

①Not only is it ~, (~だけでなく)
②albeit~ (~だが)
③couldn’t have gone any better(最高だった)

の3つをメモし、直前に確認して無理矢理その表現が使えるような文章に内容をコントロール。

また”It is not as quiet a place as it used to be.”のような普段あまり使わない文法を使う事でアピールしました。

そうする事で、ライティングは苦手なのですが、5つの採点基準の中で最高得点でした。

ケンブリッジ英検C1(CAE)対策:ライティング

C1 Advanced (CAE)のスピーキング対策2つ

面接官1人:受験者2人で行われます。

面接官とのやり取りだけでなく、もう1人の受験者とディスカッションをし、それを面接官が見て採点するのが特徴的です。

対策1.コミュニケーションを積極的に

つまり英語力だけでなく、その日に初めて会った人と会話をする力も必要。

自分が話しすぎても話さなすぎても点数は伸びないので、質問をふったり相手の意見に同意しつつ自分の意見を言って会話を盛り上げる練習が必須です。

対策2.語彙力

また、Advancedのテストなので簡単な語彙ばかり使っていては合格ラインの点数は貰えません。

例えば“very good”ではなく”exquisite”、”afraid”ではなく”terrified”を使うなどハイレベルなワードチョイスが必要となります。

私はそのために普段から言い換えの練習とメモをしていました⬇︎

ケンブリッジ英検CAE対策:スピーキング

自分がよく使ってしまうbasicな表現を「⇨」で繋いで別のadvancedな言い方を見ないで言う訓練をしていました。

文法が苦手な場合

語彙より文法が苦手という方もいると思います。

オスススメは、C1 Advancedを運営しているケンブリッジが監修の教科書を使う事です。

同じ運営元の教科書を使う事で、本番で登場文に似た文を使って文法を習得する事が出来ます。

ケンブリッジ監修の教科書で最も人気なのはこちらです。

C1 Advanced (CAE)の対策にはノートが必須

冒頭で触れた過去問が1つ目の必須アイテム。2つ目はノートです。

当日は会場に到着次第、スマートフォンを袋に入れてしまわないといけません。

そのため忘れがちな重要単語やテストで意識したい事を、普段から紙のノートにまとめる事をおすすめします。

そうする事で、スマホを回収されても当日に会場で確認できます。

実際私は高度な表現のメモをライティングテストの直前に確認した所、C2レベルの高得点を取れました。

また、遅くても1ヶ月半前には準備を開始しましょう。応援しています。