最上級でmostを付ける時とestにする時のルールをおさらい！よく使う単語で解説

元英語講師 / 第二言語習得修士 / 趣味は外国語学習

最上級でestを付ける場合

「最も~」を表現するための文法を最上級と言います。ちなみに「より~」を表現する場合は比較級です。

最上級において、形容詞の音節が2つ以内の場合は、語尾にestを付けます。

語尾にestを付ける場合と、形容詞の前にmostを付ける場合の両方とも、先頭にtheが付く事もポイント。

例えばsmallを「最も小さい」にするにはthe most smallではなく、the smallestです。

この最上級のルールを理解し使いこなすには、音節が何かを知る必要があります。

音節(syllable)は文字数ではなく、英語の発音の時の音の要素の数です。

音節は簡単に言うと「母音の数」です。例を紹介します。

ビッグと日本語で棒読みすると音は3つあるように聞こえますが、最後のグは弱く発音するため実質音節になりません。

母音は「i」のみなので音節も1つと覚えて下さい。(big)

英語では「シン・ポー」と2つの音。母音が「i」「e」の2つなのがその証拠です。(simple)

英語では最後のtを弱くしか発音しないので、実質「ディ・フィ・カル」

母音が「i」「i」「u」の3つなのがその証拠です。(difficult)

英語での発音は「イン・タ・レス・ティン」

母音が「i」「e」「e 」「i」の4つなので音節も4つと覚えられます。(interesting)

これをふまえ、音節が2つ以下の形容詞を最上級にするには単語の終わりにestを付けます。

ちなみにbigの最上級において、the biggestとgが2つになるのは、短く強く発音する母音字＋子音字で終わるときは子音字を重ねて付けるというルールがあるからです。

hotのthe hottestのtも同様の理由です。

これはやっていく内に感覚が磨かれて自然と覚えていくと思います。

一方で、音節が3つ以上の時は形容詞の前にthe mostを付ける事で最上級にします。

こういった文法をいつでも確認できるように、辞書的な意味で英文法書を1つ持っておくと便利です。