ペンギンリーダーズ洋書のおすすめ作品10選。面白い多読本をレベル別で紹介

ペンギンリーダー洋書おすすめのサムネ

The following two tabs change content below.

Taiga

英語講師 / 青学 英米文学科⇨立教 異コミュ研究科 / 研究分野: 外国語語彙習得 / TOEIC975・英検1級・TOEFL iBT 104

今回は、リーディング力を鍛える洋書シリーズ、ペンギンリーダーズのおすすめを紹介します!

実際に私が読んだ事のある58冊の中からトップ10を発表。

ペンギンリーダーズの魅力とレベル

ペンギンリーダーズはラインナップが豊富で、多読に慣れていない人でも楽しく洋書を読む事が出来ます。

※ピアソンリーダーズという名前に変更されましたが、ペンギンが浸透しているのでそのまま書きます。

ペンギンリーダーズのラインナップ

また、有名な洋書や物語を、7段階のレベルに合わせて語彙を調整して作り直してくれている所が魅力です。

ペンギンリーダーズのレベル表

ペンギンリーダーズのレベル分け
下から上にレベルが上がっていき、6が最も難しいです。

括弧内の~wordsが、その本で使われているおおよその主要単語の数です。

Taiga

オリジナル版から単語のレベルも調整されているので、本来は難しい本でも楽しめます。

例えば、シャーロックホームズの推理小説を中学英語だけで読む事が出来るのです。

ペンギンリーダーズのレベルの選び方

それぞれのレベルがどれくらいなのかを、英検とTOEICを参考にして下さい。

一番簡単なEasystartsを0、一番難しいAdvancedを6とします。

6 : 英検準1級・TOEIC785

5 : 英検2級・TOEIC550

4 : 英検2級・TOEIC550

3 : 英検準2級・TOEIC225

2 : 英検準2級・TOEIC225

1 : 英検3級・TOEIC120

0 : 英検3級・TOEIC120

<参考:ピアソン(旧ペンギン)リーダーズ公式>

あくまで公式が出している情報ですが、正直読んでみた身としては0・1に関してはもっと初心者の方でも読めるだろうという印象です。

2と3、4と5の切れ目が曖昧なので付け足すと、TOEICが400前後の方は3レベル、700前後の方は5レベルの物を読むとちょうど良いと思います。

Taiga

何より、成長するためには自分のレベルの1つ上を読む事がコツです。

ちなみに、TOEICが900以上の人にとっては6でも簡単な事があるので、オリジナルの洋書を読むことをオススメします。

余談:アメリカ英語とイギリス英語

ちなみに、ペンギンリーダーズの本の裏には、以下のマークがあります。

ペンギンリーダーズ:種類

左のオレンジに白字の物は、その本に使われているのがいつの時代の英語なのかを表していますので、最初は現代英語であるcontemporaryを選びましょう。

Taiga

右は、その本で使われているのがイギリス英語なのかアメリカ英語を表しています。

これはどちらもバランスよく読んだ方が良いですが、こだわりがある場合はどちらか一方に絞って下さいね。

ペンギンリーダーズのレベル別おすすめ本

リーディングにおすすめのペンギンリーダーズを、レベル別に10冊を発表します。

公式が発表しているレベル感ではなく、実際に読んでどれくらいのレベルだったかを元に書くので参考にして下さい!

英語初心者・TOEIC300未満の方への2冊

英語を1から勉強し直したいという方には、これら2冊がオススメです。

①アリスインワンダーランド

レベル:2 (elementary)

「不思議の国のアリス」です。

原作ベースなので最近の実写映画とは少し話が違う部分もありますが、キャラクターや基本設定はそのままです。

Taiga

使われている英単語は中学で習う簡単な物が95%です。

物語をなんとなく聞いた事がある人が多いと思うので、最初の1冊としてはかなりオススメです。

②アーサー王と円卓の騎士

レベル:2 (elementary)

数多くの冒険物語・勇者の話の元となっている、イギリスの古くからの伝説のお話です。

映画やゲーム・アニメが好きならこの本は避けては通れないと言って良いほど有名なお話なので、コンテンツそのものに大きな価値があります。

Taiga

読みやすくAmazonでの評判も良いようです。

初心者の方でもほとんど辞書をひくことなく楽しめるので、ぜひご一読ください。

TOEIC300~495の方への2冊

レベル感的には、「中学英語の理屈はなんとなく分かるけど話すのは無理」な方へのオススメです。

①フォレストガンプ


レベル:3 (pre-intermediate)

トムハンクス主演で大ヒットした映画、フォレストガンプをベースにした物です。

読む事が嫌いな人でも、映画を見た後に読めば、景色が頭に思い浮かぶので、簡単に読む進められます。

物語自体の質が高く、トムハンクスがアカデミー賞主演男優賞を受賞したものなので、個人的にも読んで欲しいです。

②シャーロックホームズの帰還


レベル:3 (pre-intermediate)

ミステリー好きなら誰もが知っているシリーズですが、オリジナルがかなり難しいので、読みやすくしてくれていて有り難いです。

Taiga

死んだと思われていたシャーロックが帰還し、ワトソンと再会した後のお話です。

これ1冊で3つの事件を収録している短編ものなので、長編が苦手な人にオススメです。

TOEIC500~695の方への2冊

レベル感的には、「ゆっくりなら話せるけど速い英語は聞き取れない」方へのオススメです。

①フル・モンティ


レベル:4 (intermediate)

映画にもブロードウェイミュージカルにもされた、物議を醸す物語です。

失業した主人公が、男性ストリッパーになるハートフルコメディで、読み始めるとすぐに世界に入り込みます。

Taiga

グレイテストショーマンが好きなら、間違いなく好きだと思います。

レベル的にも、TOEIC500以上で初めて多読をする人にはぴったりなのでぜひご一読あれ。

②華麗なるギャッツビー


レベル:5 (upper-intermediate)

レオナルドディカプリオ主演で映画化された事でさらに有名になりましたが、元々はアメリカでトップ10に入るレベルで有名な小説です。

あまりに深い作品すぎて、安っぽいあらすじを書きたくないので、読んでくださいとしか言えません。

Taiga

TOEIC500以上で、英語力を本当に伸ばしたいなら絶対に今すぐ読むべき良い多読本です。

アメリカ文学の最高峰を、分かりやすい表現で楽しむ事が出来るなんて、素晴らしい世の中だなと思います。

TOEIC700~895の方への2冊

レベル感的には、「割と英語に自信あって会話もそこそこ出来るけど語彙力が弱い」方へのオススメです。

①レ・ミゼラブル


レベル:6 (upper-intermediate)

名前を聞いた事が無い人はいないと思えるほどの、有名なフランス革命を元にした物語です。

ミュージカルや映画も大人気で、楽曲は聞けば分かる方が多いかと多います。

Taiga

少し古いイギリス英語で書かれているので、普段とは違う表現も学べます。

もちろん9割りはアメリカでも、今でも使う表現なので、英語や昔の物語が好きという方全員にオススメです。

②すばらしい新世界


レベル:6 (upper-intermediate)

知る人ぞ知るSF小説です。

Taiga

かなりオススメなので、少し設定を説明します。

2049年に壊滅的な戦争が起こった事で、圧倒的な”安定”だけを追い求めている新世界のお話。

例えば全人類に衣服や食糧が死ぬまで与えられ、不快になった時は薬で脳を騙して幸福感を感じる。

人類は人工的に”製造”され、世界に疑問を覚えないように生まれる前に洗脳がされている。

ざっくり言うとそんな社会に馴染めない主人公が色々と頑張るお話で、2ページ目から一瞬で引き込まれます。

楽しく英語の勉強が出来るのでSFが好きならぜひ読んでください。

※こちらもイギリス英語ですが読んでみた所、アメリカ英語で学んだ私でも理解出来ない単語はありませんでした。

TOEIC900以上の方への2冊

このレベルであれば、英語はある程度自由に話せて、英語の記事も普通に読めていると思います。

なので、レベルを下げていないオリジナルのままの洋書から2冊おすすめを紹介します。

①ハリーポッターと呪いの子

ハリーポッターの映画のその後、子供達世代が活躍する物語です。

もちろんハリーも登場しますので、ハリーポッターの世界観が好きだったり、ヴォルデモートを倒した後の物語に興味がある人はぜひ読んで欲しいです。

ただ、舞台のスクリプトなので小説とは違い、「人物名・セリフ」の流れで進みます。

ペンギンリーダーズ以外のオススメ・ハリー1

サイズはこれくらい大きい。

ペンギンリーダーズ以外のオススメ・ハリー2

しかし本当に面白い上、英検1級や英語で仕事を使う場合には必要な単語が出てくるので、ぜひ勉強に使って欲しいです。

②トム・ソーヤーの冒険

一番有名と言って良いアメリカ文学で、冒険物が好きなら確実にハマります。

Taiga

ディズニーランドのトムソーヤ島は、この物語が元になっています。

ちなみに作者のマーク・トウェインが、ディズニーランドの船、マーク・トウェイン号の名前の由来です。

あの、ウォルト・ディズニーが最も好きな物語の1つであったらしく、それ故トムソーヤ島とマーク・トウェイン号が、唯一彼自身が設計したアトラクションらしいです。

ディズニーの生みの親にそこまで愛される美しい世界観を、ぜひ英語力を活かして楽しんで欲しいです。

ペンギンリーダーズや洋書の多読のコツ

多読の時は、知らない単語があってもいちいち調べず、前後の文脈から意味を推測して読み進めます。

Taiga

そのため、あまりにも多くの知らない単語があると、読む練習になりません。

逆に、あまりに簡単すぎても自分の成長のためにならないので、知らない単語がどれくらいあるかで程よいレベル感を選びましょう。

よって自分で本屋で選ぶ場合、1ページ内に知らない単語が2,3個のレベルの物を買うのがオススメです。

多読以外も重要

また、リーディング力は多読だけでは鍛えられません。

他にも速く読むための速読力・難しい文でも正しく理解する精読力が必要です。

それら2つの養い方は下の記事で説明していますので、時間がある方はチェックして下さい。

4技能と土台のバランスが大事

Taiga

リーディングだけを極めても英語力の成長はいずれ止まってしまいます。

なぜなら、英語はそれ以外にも3つの技能があり、さらにそれを伸ばすために必要な語彙力と文法の知識が必要だからです。

それらをバランス良く鍛える事によって、最も効率的に短い時間で英語を習得する事が可能になります。

具体的に何をどれくらいすれば良いのかは、下の記事で包括的に説明しているので、ぜひ見て下さい。