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<この記事の内容>
前編では誤った勉強法・モチベの上げ方・単語と文法の勉強法を説明しています!
英語リスニング勉強方法
4技能の内、日本で生まれ育った方が最も勉強に時間をかけるべきなのはリスニング。
インターナショナルスクール出身、海外のコンテンツを見て育ったなどの特別な理由で、既に簡単に英語を聞き取れる方でない限り、リスニングが習得に一番時間がかかるからです。
耳を慣らすには時間がかかる
なぜなら聞き取れるようになるには、耳と脳を改造しなければいけません。
リスニングの過程は大きく音声知覚と意味理解の2つに分けられます。
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日本人の脳は英語教育の特性上、文法に強いので後者は得意なのですが、前者が弱いです。
そしてその、音声を正しく知覚する能力を改善するには時間がかかります。
TOEICはリスニングの方がスコアが上がりやすい
ちなみに、日本で主流なTOEICでは、簡単に言うと相対評価的なスコアの付け方をしています。
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この事からも、同じ時間勉強するなら、リーディングを勉強するよりもリスニングに力を入れた方が賢いです。
具体的にどんなスコアの仕組みがあるかは下の記事で説明しているので、興味があれば読んでみて下さい。
聞き流しだけでは不十分
英語を聞き流すのは英語に慣れる・英語を好きになるという目的のためには効果的です。
しかしリスニング力を上げるにはそれだけでは不十分であり、何と言っているのか真剣に聞こうとする練習も必要です。
必ず1日に最低でも10分は、字幕なしでなんと言っているか真剣に聞こうとする時間を作りましょう。
速すぎると意味が無い
その時の注意点は、自分の知っている単語が聞き取れるか取れないかくらいの程よい速さに自分で調整する事。
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YouTubeは速度を変更する事が出来るので、知っている単語が聞き取れるスピードまで遅くして真剣視聴する習慣を付けましょう。
どうしても聞き取れない所や知らない単語がある所は、字幕を付けて何度も戻ります。
動画のジャンルは、自分が楽しめる好きなものにすれば、モチベーションも続きやすいです。
シャドーイング
また、日本人が弱い音声知覚の過程を強化するにはシャドーイングが効果的です。
シャドーイングは、字幕を見ながら行う事で英語の文の順番に慣れる事・耳を鍛える事・発音の改善を同時に出来ます。
実はリスニング力は喋れるスピードと相互に働いて改善されるので、聞くと話すを同時に出来るシャドーイングは最強の勉強方法なのです。
他にも映画やドラマを使って、論理で音の変化を学ぶ方法などがありますが、初心者の方はまずYouTubeとシャドーイングです。
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英語スピーキング勉強方法
スピーキングは、ロジックというよりも話した数が多ければ多いほど力が伸びていきます。
逆に言うと日本のほとんどの学校の英語の授業では、英語を話す時間が無さすぎるため話せない人が多いのです。
字を見ながらシャドーイング
初心者の方は、リスニングの勉強方法でも説明したシャドーイングを行いましょう。
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シャドーイングをする事で発音の練習になり、英語で話す時の文の作り方に慣れる事が出来る上、リスニング力もつきます。
詳しいシャドーイングの方法や、何を使って行うかは下の記事をチェックして下さい。
同じ型で、色々な話題の文章を作り暗記
シャドーイングで出てきた文章と同じ型で、単語だけ変えて自分の文章を作り、暗記するまで読み上げる練習です。
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文を作り、それを暗記すると英語で話せる事の幅が広がり、どんどん引き出しが増えていきます。
後で勉強の時間配分も解説しますが、文を作りかえる時間が無い時はシャドーイングの文を見ないで言えるようになる練習だけはしましょう。
独り言でアウトプット先行の勉強
シャドーイングの文を少し変えて暗記する勉強方法を1ヶ月毎日続けると、使える表現のストックが30近く溜まると思います。
そうしたらいよいよ次はゼロイチでスピーキングする練習です。
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そして、英語に出来ない表現はすぐに調べ、メモをし、それを次の日の練習の前に確認します。
独り言の他にも、1人2役でロールプレイをするなど、無料でスピーキングの勉強になる方法がたくさんあり、それのお陰で私は留学なしで話せるようになりました。
他のスピーキング勉強方法も知りたい方は下の記事がオススメです。
※ちなみに、発音はシャドーイングで自然と良くなりますし、rとlなどこまかい発音を気にするのはある程度話せるようになってからでも大丈夫です。(lとrの発音の区別を知りたい方はコチラ)
ここまでの練習を行ったら、今の自分の力を試す意味で、オンライン英会話の体験レッスンを受けてみましょう。
実際に英語で人と話す事で、自分の課題が分かりモチベーションもあがります。
下の画像から、大手のECCのオンラインレッスンを無料で受ける事が出来ます!
英語リーディング勉強方法
リーディングでは速く読む速読・大量に読む多読・意味を正確に理解する精読のバランスが大事です。
まず精読
初めにやるべきなのは精読です。
なぜなら最初からスピードを上げようとしても、文を正しく理解出来なければ練習にならないからです。
また、最初から洋書などで大量の英文を見ようとしても知らない単語が多すぎて、練習にならずやる気も失いやすいです。
精読の必要性
そもそも、速くたくさん読めても意味を正しく理解出来なければ、英語を使う事が全く出来無いのと変わりません。
意味を理解する➡︎スピードを上げる➡︎大量の英語を速く正しくの優先順位です。
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Japan timesの記事を1段落ごとに読むのがオススメです。
精読のさらに細かい練習方法は下の記事で解説しています。
次に速読
英語の文章の意味を自力で理解出来るようになったら次はそのスピードを上げます。
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具体的には英語字幕で動画を見る事、時間を測って読む事で鍛えられます。
英語字幕で鍛えられる理由は、字幕が消えてしまう前に読もうとするからです。同時にリスニングにもなるのでオススメです。
最後に多読
多読は、英語で本を読む事で鍛えられます。
具体的には、ペンギンリーダーというシリーズの洋書を持っておくのが一番オススメです。
<ペンギンリーダーのメリット>
・本のレベル分けが細かい
・有名な物語が多い
・持ち運びやすいサイズ
具体的には、初心者にはペンギンリーダーのレベル2・3がオススメです。
有名な映画を元に、単語数を1000語程度に絞ってくれているので、慣れていなくても読みやすいのが魅力。
<初心者にオススメのペンギンリーダー>
・パイレーツオブカリビアン
・シャーロックホームズ
慣れてきたらレベル4・5以上も挑戦して下さい。
<中級者にオススメのペンギンリーダー>
・華麗なるギャッツビー
全部でいくつのレベルがあるかやレベルの定義・オススメの本をもっと知りたい方のために、また別の記事を用意しました!
英語ライティング勉強方法
ライティングの勉強方法の流れは、スピーキングと似ています。
英文書き写し
まずは自分の読んでいる洋書や記事の文章をそのまま書き写します。
スペルミスが無いように気をつけつつ、意味を意識しながら書き写すのがポイントです。
単語だけ変えて自分ver.に
書き写しと同時期に始めるのが、スピーキングと同じように書き写した文の型のまま単語だけを変えて自分ver.の文にする練習です。
その時に、知らない単語や使いたくて調べた表現をメモして、自分の作文力の幅を広げる事に活かしましょう。
日記での勉強
1ヶ月それを続けたら、次は英語で日記を書き始めます。
何ページも書く必要は無く、1日5文ほどで良いので必ず継続する事が大切です。
その時に、一度日本語で書いてから英語に訳すのではなく、最初から英語で書けるようになるのが最初の目標です。
日記の勉強方法の具体的なやり方は下の記事で説明しているので、もし興味があればどうぞ。
理由3つフォーマットで練習
英語を将来仕事で使いたい・英検やTOEFLなどのテストを受けるつもりだという方には、もう1つコツをお伝えします。
それは3つ理由を説明するエッセイの書き方を覚える事です。
どのテストのライティングでもこの型に当てはめれば高得点を取りやすいですし、仕事で説得するためのレポートでも使えます。
以下が例です。
このように自分の意見を何も調べずに書けるようになる事が目標です。
合っているか確認
ライティングの後は自分の文法や単語の使い方・スペルが合っているかを確認するとさらに良いです。
Gingerなどの無料チェッカーを使うのも手ですが、高度な表現や長い文になると正確に添削されないので、SNSでネイティヴの友人を作って頼むのが良いでしょう。
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さらに詳しくライティングの勉強方法を知りたい場合は下の記事がオススメです。
TOEICの勉強方法は?
英語の試験を受験する事は、モチベになる、英語力証明になるのが1番のメリットです。
この記事では、日本で最も知名度と人気度の高いTOEICについて少し解説します。
TOEICはスピード勝負
TOEICはとにかく問題の数が多く、時間との戦い。
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なので日頃からリーディングの練習、特に速読力を鍛える練習をしておくと良いでしょう。
しかし前半でも説明したように、スコアの上がりやすいリスニング対策に時間をかけるのが賢い手なので、リスニング6割、速読を4割くらいのバランスで勉強すると良いでしょう。
詳しくは下の記事でTOEIC対策のリスニング勉強方法を確認して下さい。
初心者の勉強方法1日の時間配分
以上、英語の勉強方法を包括的に解説しましたが、どのような割合で配分をすれば良いか分かりづらいと思います。
そこでまとめとして最後に、1日に行うtodoの一例を説明します。
平日・忙しい日のやる事
忙しい時でも移動中を合わせて4時間勉強する計算なので、仕事に没頭したい人にとっては大変だと思います。
しかしこのペースであれば半年でも大分成長を感じれるはずです。
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バランスによる相互作用が大事なので、出来るだけリスニングだけやる・語彙だけやるなどの偏りのある調整方法はしないで下さい。
しかし勉強に飽きてしまい、「リスニングなら出来る」のような場合は好きな勉強だけするのも良いです。
文法
記事の序盤で紹介した教材を1日1ページ(30分:朝)
語彙
キクタンを1日10単語覚え、10単語復習(20分:電車・休憩時間)
リスニング
映画や音楽、海外ドラマをボーッと聞く(1日2時間 : 移動・ご飯の時)
何と言っているか分かるように真剣に聞く(10分 : 上の2時間無理でもこれ絶対)
リーディング
短い記事か漫画を精読(20分)
➡︎リーディングの勉強時間を20分とし、リーディングパートの説明を元に自分のレベルに合わせて速読や多読も行ってください。
ライティング
書き写しと自分で修正(15分)
1ヶ月続けたらフォーマット、日記にしていく
スピーキング
シャドーイング(10分)
独り言(20分)
諦めずに継続
休日や、時間がある日はこのメニューのそれぞれの時間を最低でも倍にしましょう。
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最初は、中々成長を感じづらくて嫌になるかもしれませんが、続ければ必ず結果になるので諦めないで下さい。
最後に、次の記事でどうしても英語の勉強が続かない方のために全く別の勉強方法を紹介します⬇︎