知らないと海外ドラマが聞き取れない。音声変化の重要6法則でロジカルにリスニングを強化!

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Taiga

英会話講師 / TOEIC975・英検1級・CAE・TOEFL iBT 104・TESOL / 青山学院⇨立教大学 大学院 / 専攻は第二言語習得・英語教育

海外ドラマが聞き取れないのはなぜでしょうか?

特に、TOEICは聞き取れるしネイティヴと会話も出来るのに、海外ドラマの英語は分からなくて不思議に思っている人、いると思います。

今回はそうなる理由と解決方法を説明します!

海外ドラマが聞き取れないのは脱力英語だから

海外ドラマが聞き取れない理由は、実はスピードが速さすぎる事だけではありません。

速くなると、単語の音が繋がったり消えたりする事で、私達が知っている音から変化する事が聞き取れない原因です。

Taiga

いわゆる脱力英語です。日本語の「あざす」や「てかさー」みたいな事。

なので、海外ドラマが聞き取れるようになるための近道は、音の変化の公式を知る事です。

ネイティヴと会話出来るのになぜ?

ネイティヴと普通に会話が出来るのに海外ドラマが聞き取れないのはあるあるです。

それは、ネイティヴの人はネイティヴ以外の人と話す時は分かりやすく発音してくれているからです。

一方でネイティヴ同士がリラックスして話している脱力英語は、上級者でも難しい事があります。

Taiga

なんならネイティヴでもドラマを聞き取れない瞬間はあるようです。

日本に5年住んでいるアメリカ人の友人に聞いた所、日本人の仲良し同士の会話には今でもついていけないと言っていたのでどの言語でも同じなのでしょう。

脱力英語による音声変化の法則

では具体的に、ネイティブが急いだり、脱力したりするとどのような音声変化が起きているのでしょうか?

自分で気付く方が覚えやすいですが、面倒だという方のために重要な音声変換を6つ順番に解説します!

①前後の音は融合しがち

これが一番スタンダードな音声変化です。

want to➡︎ ウォントゥ

ちなみにwant toは話し言葉ではwanna(ワナ)になる事が多いです。

mind if ➡︎ マインディ

また同じ文字が連続すると、その文字の音は1回だけしか発音されない時があります⬇︎

Is she ➡︎ イ

②tはdになりがち

1単語の中でこれが起こる例としては以下2つが分かりやすいです。

water ➡︎ ワ
little ➡︎ リ

具体的にはtが母音に挟まれた時やLに続く時に起こりやすいです。

Taiga

もちろんこれは単語をまたいでも同じ事が言えます。

例えば以下の場合はitのtがiとoutのoで母音に挟まれているので、dに変化します。

work it out➡︎ワーキウト

また、後で説明しますがhは消えがちなのでhimをimとして扱う事で以下のように発音されます。

I met him ➡︎ アイメディ

tがdに変わるのはかなり多いので、dの音が聞こえて何と言ったか分からなかったら、「t系の単語かな?」と推測する事が出来ます。

しかしこれはアメリカ英語の場合で、イギリス英語ではtをハッキリと発音する事がほとんどです。

あくまで余談ですがアメリカ英語とイギリス英語の違いは下の記事でサクッと知れます。

③nの後のt・dは消えがち

もう既にお腹いっぱいだと思いますが、もう少しなのでついて来てください!笑

これは結構面白いです。nの後にtかdが来ると、結構な高確率でnがその後の音を乗っ取ります。

I wanted to ➡︎ アイウォネットゥ
when do you ➡︎ ウェン

また、ややこしいのが以下のようなパターン。

次の節で説明するhが消える法則により、findがファインになり、herがアーになるので、合わさってファイナーになります。

find her ➡︎ ファイ

④hは消えがち

続いて、ネイティヴが急いで・もしくは脱力して会話する時はhの音が消えがちです。

give her ➡︎ ギヴ
with him ➡︎ ウィ

ちなみにwith himのhimの最後がムでなくてンなのは、英語では単語の最後の音は弱く発音するので、ンっぽく聞こえるためです。

thが消える事も

hと同じく同じように、thの音を発音しない事もあります。

will they do it? ➡︎ ウィデュイッ?

これが起こると厄介で、thから始まる単語は多いので、これのせいでネイティヴの会話はさらに聞き取りづらくなっています。

⑤関係代名詞は雑に言いがち

what・when・where・who・how・whyなどはかなり雑に発音されます。

how you speak ➡︎ ユスピーク
man who did it ➡︎ マンディディッ

Taiga

このパターンが存在するのは、ネイティヴが関係代名詞をそんなに重要視していない事の現れです。

一語一句を聞き取ろうとせず、前後で何と言っているのか理解する方が楽です。

⑥破裂音は消えがち

破裂音を説明すると長くなるので結論を言うと、p・b・d・t・k・gがそれに当たります。

例を見た方が早いです。

Could we go? ➡︎ クウィゴー
submit this ➡︎ サミッディス

恐らく頭がパンク状態だと思いますが、注意してネイティヴの英語を聞いてみると「これの事か」と発見があると思います。

以上を意識しながネイティヴ同士の会話を聞くようにすれば、少しずつ聞き取れるようになっていくので試して下さい!

特に、シャドーイングをして自分も真似をする事で覚えやすくなります。

海外ドラマを聞き取るには繰り返し訓練

とはいえ、いきなり全ての英語を完璧に聞き取れるようになる事は難しいです。

Taiga

なので繰り返し脱力英語を聞いて耳に慣らしていく事が大切。

基本は字幕なしで海外ドラマを見て、どうしても分からない所だけ英語字幕をつけて何と言っているのかを確認するオススメです。

それだと物語の内容が分からないし大変だという人は、英語字幕をずっと付けたままでも良いので、出来るだけ視線を字幕から外せるようにしていきましょう。

日本語字幕でもダメではないですが、英語字幕の方が「この音の時はこう言っているのか」と、脱力英語の方式に気付きやすい点で効率的です。

ちっとも聞き取れない場合

45分間のドラマで、根本的に全く聞き取れない場合は、まだ海外ドラマを見るレベルに達していません。

そんな人はもっと分かりやすい英語の音声で耳を鍛えてから、挑むようにしましょう。

耳の鍛え方は下の記事でレベル別でかなり詳しく説明しているので、確認しておくと良いでしょう。