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今回は「〜だから」という理由を表す繋ぎ言葉の使い分け方を説明します。
because以外に、sinceやas、forも理由繋ぎに使える事すら意外ではないでしょうか?
どんな違いがあるのか、サクッと解決します!
becauseとsinceは実は全然違う
多くの学校ではbecauseとsinceはどちらも全く同じ「〜なので」で、互換性があると習うと思います。
しかし実はその2つには明確な差があるんです。
sinceの方が特殊なので、まずはそちらから見ていきます。
sinceは理由が旧情報の時
実はsinceで理由を述べる時は、その後に続く情報が、聞き手にとって既に知っている事、もしくは予想される時にのみ使うのです。
例えば、「勉強したので、英語が話せます。」と言いたいが、相手は、自分が勉強していた事を知らない時は、sinceでは繋げないという事です。
逆に相手が知っている場合はsinceで繋げます。「ほら、俺勉強してたじゃん?だからだよ」みたいな感覚です。
sinceが旧情報い使われる理由
sinceという単語には「〜以来」という意味がありますよね。
つまり、sinceには「過去の出来事からの作用で何かが起こる」「過去のある瞬間がきっかけで一定の状態に変わる」というような、過去から今に繋ぐ力があります。
ではbecauseはどうでしょう。
becauseは理由が新情報でもOK
becauseは、becauseの後に続く理由が、聞き手にとって新しい情報である時にも使用可能です。
例えば、「勉強したので、英語が話せます。」と言いたい時。
自分が「勉強していた」事が相手が知らない時でも、”I can speak English because I studied it.”でOKという事です。
会話では気にしすぎなくてもOK
しかし、この2つを会話で気にしすぎると、迷いが出て自信が無くなり、言葉に詰まりやすくなってしまいます。
ネイティヴでも、話す時はこまかい所には気を使わないので、こだわりすぎなくて大丈夫です!
しっかりしたエッセイや論文を書く時、スピーチなどでは意識してみると、「この人は本当に英語を分かっているな」となります。
forとasは堅いbecauseとsince
続いて、forとasについてです。
asは「〜として」、forは「〜のために」という意味で使う事が圧倒的に多いですが、実はこの2つも理由への繋ぎ言葉として使えます。
具体的には、asがsinceと同じ旧情報用。そしてforは、新情報限定です。
そしてasもforも、becauseとsinceに比べて圧倒的に堅い表現です。
理由のasの例文
例:今日は暑いのでアイスがよく売れている。
訳:Ice creams are selling well as it is hot today.
この場合、「今日は暑い」というのはほぼ間違いなく聞き手も分かっている情報なので、asを使っているという事です。
※ちなみに例文の「売れる」がsoldという受け身じゃない理由も近々、別記事で解説します。
理由のforの例文
例:今、私はワクワクしています。というのも明日友達と遊ぶからです。
訳:I am excited now for I will hang out with my friends tomorrow.
イメージとしては、forは「というのも〜だからです。」という、理由の方を、少し焦らしてから伝えたい時に使います。
forは「〜のために」という、後ろから前への力を持った単語なので、「新情報をこれから言いますよ!という時」に使うと覚えやすいです。
どれが会話で1番使われる?
以上、because・since・as・forの理由への繋ぎ方としての使い分けを説明しました。
結局、英語はコミュニケーションのツールなので会話が一番大事だと私は思います。
その、会話の中で一番使われるのはbecauseなので、英語が話せるようになりたい人はまずbecauseを使えれば問題無いです。
ただ、文章を読んでいてforが「〜のために」のforなのか、「〜なので」のforなのかを瞬時に理解するには、スピードを落とさずに読解の精度を高める事が大事です。
その方法を次の記事で4STEPに分けて説明しています。TOEICなどで点数をよくしたい人は特にオススメです。